まったく更新がないのもあれなのでTwitterにあげたアビガンのまとめ及び加筆をば
まずはTwitterに挙げた分の再掲。
2/24に書いたものであるのでそのあたりご容赦を。状況的にいまだと
アビガンっていうのはもともとインフルの薬なんですよ。
10年ぐらい前に鳥インフルエンザが流行してました。
で、この鳥インフルって毒性がクッソ強くてかかるマジで死ぬ。
幸い人間に対しては親和性がそこまで高くなくて人間に対して流行はそんなでもなかったのです。
でもウイルスって変異するものであるため、これが人間に親和性があるような状態になったら人類が滅びかねない。
この鳥インフルの致死率って30%とか50%とかもっと高いとかでたらめに高くて、今騒いでるコロナウイルスなんてかわいいものなんです。
そこで人類は英知を結集してアビガンっていう薬を開発した。
人間に親和性もった強毒インフルが発生しても生き残れるように。
開発はできて、効果もあることが証明された。
もっというとインフルだけでなくエボラに投与されて効果があったとかいうデータもある。ウイルス絶対許さないマンみたいな薬だ
で、薬としてはあるのだが現状副作用があるので使用はできないっていう状態になっている。
問題となっているのは催奇形性。
奇形が起きるっていうのもあるけど、そもそも胎児が死ぬっていうこともある模様。
無事な場合もあるんだけど催奇形性があるとなかなか承認はおりない。サリドマイドのはなしもあるからね
日本では2014年に承認されたんだけど、新型インフルエンザが流行し他の薬が効かないと国が判断した場合に、厚生労働大臣の要請を受けて製造を開始するという特殊な承認。
やばい薬だからレシピだけ残して封印しておく、って感じだと思ってもらえるとわかりやすいかな?
現状。封印された薬があり、おそらく特効薬になりうる。
出し惜しみしてる状況ではないっていうことで投与を開始し始めたって感じだと思う。
ざっくり書くとウイルスっていうのを許さないマンなのでコロナだろうがインフルだろうがエボラだろうが効果がある。おそらく今回のにも効くと思います。
正直なところ、これを引っ張り出す必要があったか?っていうと意見が分かれるとは思うのです。
わたしはそこまでの状況ではないとは思うんですけども、いろいろこういうのって思惑があったりするもんだと思うんです。
例えば
「ここで使わなかったらいつ使うんだよ?」っていうのももっともな意見だと思うし
「治療薬がなくてパニックになる」っていうのの抑止力としての効果っていうのもあるのかもしれない。
治療には積極的には使われないかもだけど政情安定させるための策とみるならばありなのかな?と思ったり
と、ここまでがTwitterに挙げた分。
実際問題、今回の治療にアビガン使ってるのか?っていうと情報があんまりおりてこないんですよね。
そもそも患者が日本に300人しか症例がいなくて、その中でこういうリスクの高い薬を使わざるを得ない状況っていうのがそんなにないですからね。
薬があるからといってだれにでも使っていいってもんじゃないからね。
私個人的な意見としては、まだこんなものを使わなくてもいい状況っていうところ。
でも、いざといときにデータがないと困るから希望があれば使ってデータ収集してもって感じですかね。
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