オンライン受診の患者さんで服薬指導が終わって
つかまる「はい、ではいつもの時間につくように送っておくのでよろしくお願います!」
患者「はい。よろしくお願いします。・・・あ、そうそう」
つかまる「...なんでしょう?」
患者「近々外国に旅行に行くにあたって薬の説明書きを医療機関にお願いしてて」
つかまる「はい」
患者「それって医療機関の方から一緒に届くって感じでいいんですかね?」
つかまる「んー、ちょっとそういうの聞いてないですね。医療機関から依頼があれば薬と一緒に送ることもあるんですが確認しておきますね」
患者「そうですか。よろしくお願いします」
つかまる「ちなみにどこに行かれるんです?」
患者「ハワイですね」
つかまる「・・・ハワイ、ですか」
患者「・・・??」
つかまる「・・・いつも飲まれている薬の中にアメリカに持ち込めない薬がありまして。これって中止するわけではないんですよね?」
患者「え?そうですね。そのために医師に書類を書いてもらっているんですが」
つかまる「うーん・・・調べてみますが書類があっても駄目だと思います。ちょっと医師に問い合わせてみるのでお待ちください」
つかまる「ということでもしもし? かくかくしかじかで薬を変えてほしいのと薬の説明書きも変えてほしいんですが」
事務「・・・え、そうなんですか!?医師に伝えますのでしばらくお待ちください」
しばらくして
事務「薬を変更することになったんですが何に変えたらいいんでしょうか?」
つかまる「そうですねぇ。同じ強さってなると難しいんですが持続時間とか考慮すると〇〇ですかねぇ」
事務「わかりました。ありがとうございます!」
つかまる「そういうわけで代わりの薬が出ました。滞在中はこっちを使ってください」
患者「ありがとうございます。お手数おかけしました」
と、いうのが実際あったやり取り。仮にこれをスルーしちゃってたりすると。
・見つかると懲役にになるレベルの持ち込み禁止薬物を持って入国することになる
・医師から「間違いなく持っています!」っていうお墨付き文書を持っているから余計やばい
とかいう目も当てられない状況が想定されるわけでして。
本来ならば医師がアメリカの規制物質法に引っかかるってことを知っておくべきだとは思うんだけども
それをうまいことフォローするのが我々の仕事でもあるってことだわね。
でもまぁ。今回は患者さんが書類のことを言ってくれたからひっかけれたけどそうでなかったら無理でした。
いい方に転がることもあるもんだね!