2019年7月28日日曜日

これはなんのくすり?

調剤薬局というか処方箋には薬の名前がかいてはあるけどその人の病名は書いてありません。
薬剤師のスキルとして薬を見て状況を察する力とかもあるとよいのだけど、なかなかこれは難しいのかなぁと思ってみたり。
新入社員に伝えたいんだけど、ある程度実務をやった上でじゃないと難しいのかもしれない
例えばですね。
日曜に当日発行の処方箋
患者は1歳のお子様で出ている薬は白色ワセリン20g 左手に2回塗布。
これをみてどう思うか?っていうやつです。
日曜にわざわざかかるとなると緊急性の高そうな状態。
ワセリンって保湿剤でつかうんだけど皮膚の保護でも使う。
単なる乾燥肌とか傷とかなら日曜にわざわざかからんからやけどでもやったのかな?と推測して投薬するるとビンゴ。
魚のグリルを触って指4本やってしまった様子。
ただし、出ているのがワセリンだけなのでそれほどひどくはないのかな?と そんな背景までは読めたりします。
ステロイドみたいに適応がやたらある薬とかもこういうのは難しくて、周りの薬から埋めていくことも多かったりします。
プレドニンが6錠(30mg/日)で出ていた場合、めまい耳鳴り系なのか喘息系なのか、それとも全く別物なのか。
これはかかった医療機関とか過去履歴とかから推量したりして、あんまり的外れな質問をしないようにしたり。
あとは都会の薬局で若くて見た目が派手めのお姉さんでサワシリンっていう抗生物質が2週間高用量で出ていたりした場合とか。
これに対してどうされましたか?って大声で聞くのはさすがにNG。
新人に出させる場合、梅毒の可能性が結構高いから小声で聞いてみてって言ったりもしたり。
あとはそうね。
プロマックっていう胃薬あるんだけどもこれは亜鉛が含まれており、亜鉛不足で使ったりすることもあります。
保険的には胃薬としか適応がないがないけど、効果があるから胃が悪いってことにして使うことがあります。
亜鉛不足で使える薬としてノベルジンっていう薬があるんだけど、この薬ってのはもともと特殊な薬としてつくられたため薬価がとんでもなく高い。
ゆえにこっそり安価なプロマックでだしていたりすることもあるのよって話。
このあたりは知らないと「なんでだ!」っていう話になるのですけど。
と今回はここまで。
また来週もお願いします。

2019年7月22日月曜日

薬の飲み方とか

先週は作戦でお休みをいただきました。
ページビューでいうとそっちの方が圧倒的に多かったりするんですが、ここは本来くすりのはなしをだらだら書くところなので
そっちのほうに移るとしましょう。
先々週は骨の薬で飲み方がいろいろ面倒な薬の話をしましたが今回も飲み方の話をします。
薬には添付文書ってのがあって、用法用量ってのがついています。
保険医療っていうのはルールを守ることで成立するものであり、ルール外のことをするとお金払うところが払ってくれなくなります。
このルール守るっていうのは効く、効かないっていうのと別の話です。
例えばアレロックっていうアレルギーの薬があるんですが、これは添付文書では朝、寝る前の服用とあります。
朝夕食後に飲んでも効果的には問題ないのですが、保険にうるさい監査官の場合朝夕食後だと保険おりずに返金してくださいとか言ってくることもあります。
これ、朝、寝る前って飲み方なのはアレルギーの薬だと眠気が出るから夕食後よりは寝る前だろっていう感じで試験設定を行ったのかな?と
で、効能や副作用の試験が寝る前でっていうデータなのでこれが夕食後でいいっていうことにはならない。
ゆえに添付文書にある用法は寝る前服用っていう感じだと思います。
副作用多すぎると薬自体が通らないから、副作用軽減させることを優先、飲み方は次点にしたのかもしれません。しらんけど。
これみたいに効能と用法があんまり関係ないのもあれば効能に関わるものもあります。
漢方薬って基本的に食前、食間に投与することになるのですがこれには理由があって、食後だと吸収が落ちるからというもの。
これも審査機関のひとが食後に出すと喜んで「減点ですね!」って言ってくるやつです。
これが食前投与っていうのは、漢方薬っていうのは胃の表面から吸収されるので胃の表面が空いている状態でないと吸収されにくい
ってわたしは説明しています。目安としては食前30分とか食後2時間ぐらいが目安。
・・・とこれは建前。
食前に飲むのが筋なんだけど食前服用っていうのは飲めないことが結構あったりします。
食事の30分前に昼休みなんてとれないし、うっかり食事を取ってしまうという話もあるでしょう。
だからといって飲まないっていうのはどうなの?っていうのもあって
「食後だと効果が落ちるけど飲まないよりはましだから飲んでね」っていうこともあります。
前回紹介した骨粗鬆症みたいなのはダメですが、漢方薬ぐらいだったら食後でもやむなしってこともあります。
医師の判断で食前も食後も飲むのは大変だから食後にまとめるっていうこともあります。
漢方食後はルール違反ではあるけど、きちんと理由を立てれるならば保険通りますからね。
薬局の場合は一応お伺いを立てる必要がある。
「コンプライアンス向上のために食後なんですよね?」って感じで電話確認取れば薬局はおとがめなしです。
やらんとペナルティね。医師もカルテにきちんと残さないとペナルティ。
薬の飲み方ってのはこういう効能とは関係ない所も結構あるよっていう話でしたとさ。
来週もまたよろしくお願いします

2019年7月14日日曜日

Sitrep 島三角「三年前の忘れ物」 当日編


この作戦のNoGo条件として式根島、出羽島に渡れないことっていうのがありまして、式根島の船が無事出ることが確認できてほっとしました。

しかし、天候はあんまりよくない。
長野方面で山を壊さないとならんのだけど、朝に担当者から「問題なし」と連絡来た。
あとは和歌山と伊豆。
伊豆は時間かかるが問題なし。
和歌山は通行止め発生!
しかし他でカットが可能と連絡が。

よしよし。
自分は舳倉島行きの船へと向かう。


舳倉島ついてほどなくして青さんに作戦気配があるとオペから連絡。
八ヶ岳中心に三方向から多重CF??

クロスは?

2本カットで通る。

芝平の里(ソフトバンク限定電波難)
高座岩(山。見てから間に合うのか?)

こちらのプランとしては1330カット開始1345カット終了、1500CPというもの。

カットとCP空いてるのは全部島なので間に合わないと判断してのこと
作戦察知が1030の段階。

 配置前だから芝平はなんとかなる。
高座岩は・・・「彼」が動いてくれた!
2016年11月13日
乗鞍、荒川前岳、北横岳で三角造ったときに雪の乗鞍行ってくれた方。


よし、これでめどがついた。
あとは他のメンバーがうまいことやれば勝てる。

1150にオペより
芝平にいたメンバー撤収した模様。

・・・は?
これでおわり?

まじで?
隙間もあるのに?完全多重とかじゃないの?
CPもとおさない?

芝平とか現着したらすてに人がいなくて破壊できた。


・・なるほど。
わかりました。
本気のCFをご披露しましょうか。

正直青さんの作戦で死んだかと思いましたが、むしろやる気が出ましたね。

1230ごろにこの二本のリンクが切れるとわかり、あとは平常営業。
諸般の理由でわたくしが再内側の三角つくることになりましてひたすらリンクトライをしてました。

そうしたら先に西側クリア。
淡路と明石が地獄の壁のような状態だったけどよくやった。

あとは式根島だけど長野の緑ゾーンの反転で手間取りけっこう時間が推してしまった。
1356に一枚目の三角ができました。
23396554mu

ちょっと前に田舎を起点とするとmuがさがるという話があって、もうちょい低いかな?と思いましたが十分でかいですね。

リンクプラン的に完全にははれませんでしたが、舳倉島は1500に撤退なのでやることやって撤退。

Twitterで当日解除出来るのは出羽島だけ、時間制限ありですとアナウンス
さて、来るかな?

1616
出羽島アラート
着岸前に攻撃してくるのはリチャのスタンバイできて助かる。
出羽島はアンカー3つあって、免疫つけてのは港から一番遠い大外のところ。
中のふたつは免疫なし。
さくっと反転される。

こっちの配置してるメンバーは帰りの船があるので港へ。
リチャで大外に引き付けといて港に近い内側から再構築スタンバイ。
割れたと同時に再構築。

よし、これでCF解除はもう無理でしょ。

え・・勇者が船に乗らないことを選択した?

まじかよ。
でもまぁ、ここまでやってくれたらプランナーとしては御の字です。
出羽島いいところだから楽しんでいってください!

あんまりCF残ってると文句を言い方もいるので、ある意味たすかりました。


と、当日編もここまで。

参加してくださった皆様、
無茶な作戦に付き合っていただきありがとうございました。
またなんかあったらよろしくお願いします!

Sitrep島三角「三年前の忘れ物」


事の始まりは東京アノマリー終わったあたり。
大きな公式イベントが終わったので、そろそろ作戦建てたいねぇってことでいろいろ考えておりました。

で、プランとして自分が主催した中で一番でかい作戦である2016年のみどりの日の△を焼き直してみようということになりました。
あと時のみどりの日は東海が雄島(福井)八鬼山(三重の尾鷲)石廊崎(静岡、伊豆)で、関西が雄島、八鬼山、徳島で△。
雄島と尾鷲のラインを共有した合同作戦だったのです。
関西がオプションで徳島、尾鷲、高知っていうのを作って、雄島、高知、伊豆っていうのが見えていたんですが、結局それは作ることができず。
まぁ、東海のほうはこっちのミスもあってCPには通らなかったとかもあってちょっと苦い作戦ではありました。
今回はその三年前の忘れ物をとりに行こうっていうことでプランニングしていきました。

△のプランなど。
忘れ物は高知、福井、伊豆であったんですがまったく同じのを作ってもアレなのでちょっとチャレンジ的な感じにしました。
最初に引いたのは舳倉島、室戸岬、式根島で引きました。
つかまる「引いてみたんですが、淡路島の北側かすめるんでちょっと引き直したほうがいいですね」
神戸の黒うさぎ「え、ダメなの?」
大阪の魔法少女「え?ええやん」
つかまる「・・・えぇ??」

一応2016の時の相棒に意見を求めたら
虎の野郎「いいラインだけど室戸が弱いな。徳島沖に釣り人専用の無人島(牟岐大島があるからそこにしたら?」
つかまる「・・・そこポータル一つしかないから多重にしにくいなぁ。それより西に出羽島って島があってそっちだとポータルいくつかあるからそっちでやるわ」

つかまる「・・・で、引いたらこうなった(淡路島正中線ぶちぬきプラン)」
神戸の黒うさぎ「うわ!すごくいい!」
大阪の魔法少女「ぜひやりましょう!」
虎の野郎「この二人に責任は取らせればいいよ」

つかまる(・・・本気でこれでいいんかよ・・・。どうなってもしらんぞ!)
こんな感じで決定しました。
全ライン自分で見ると死んでしまうので西はうさぎに投げて東と南を見ることにしましたとさ


日程について。
公式の日程と被ると作戦どころではないので公式の次のアノマリーの予定が発表になるまで日程は決められませんでした。
本当はみどりの日とかにやりたかったんですが1月で準備できないっていうのと、山が雪だらけで危ないため早くても6月後半って感じでみてました。
せっかくだからそれっぽい日を指定しましょうかってことで海の日あたりってことになりました。
海の日にしなかったのは山とか島とかから帰ってくるのが大変だから。
1日帰るための日にちはあったほうがいいのと、海の日にやると警戒されちゃうから。
去年の魔王(アホ毛)は山の日の翌日にやったんですが、あれは単純に人がその日でないと集まらなかったから。
結構そういうのもありますね。


準備とか
自分で建てる作戦って自分でキー堀りとかしたいタイプのプランナーなので出羽島には出かけました。
四国の皆さんもしかしたらログ出てるのは見たかもしれませんね。自分が全焼きしてキー抜いていたの。
あと6月に舳倉島にわたりました。
これはね、山陰のスプー対策ってのが表向きの理由。ツイッターでらどんさんがどうにかならんですかみたいな話があってそれに乗ったっていうのもあります。
舳倉島ってのは就航率があんまり高くないので当日渡れない可能性があります。
なので投げ込みでもできるように島内のリンクを切るっていうのをやっておかないと渡れなかったんで作戦中止っていううことになります。
動員人数的にもそれは避けたいですからねぇ。
自分が渡ってログ出すってのはくっそ怪しいんだけど、やらないとどうしようもないからね。仕方ないね。
作戦って不可能はできないけど難しいは頑張ればできる。いかなければ不可能のままだけど、整えれば難しいで済む。そりゃやります。


プラン見直して。
舳倉島3。出羽島3、式根島11で15重の△なのはいいんだけど式根島が東西に広いので東ラインも難儀しました。
長野の池田町らへんがみどりのメッシュになってて「どんだけ反転が必要なんだよ!線引いたやつ出てこいよ!俺だよ!」
みたいな感じに

西ラインも淡路島に気をとられてたら明石辺りもグロいことに。
大義のために死んでくれ!みたいな感じで。

人員
250オーバー300以下ってところ。
当日参加にかぎると250切るかも?
自分が東海エリアの人間であり、そのエリアは沈むわけです。
愛知、岐阜は全域沈むし、三重、静岡も8割ぐらい沈む。
カッターってのはリンクとおるところに必要なのだけど生活圏内だと仕事はない。
でもそれでもカッターやってくれる人ってのはいるもんで、助かりました。
また、エリアによって足りてるところと足りてないところがあって融通が利く人にはコンバートお願いすることも。
なんで関東の人間が四国の島に行くのか。これがわからない。
あとオペで呼んでたはずなのに四国が足らんからいってくれ→わかりました
これもわからない。

不可解なことってあるけど、それもまた楽しみの1つなのですよね。

当日編につづく
                                                                                                       

2019年7月8日月曜日

飲み方には意味がある

今日は飲み方が特殊な薬について。
骨粗鬆症の薬で今主流の系統のもので。
ここの読者はわたしと同世代か若い人が主流だからまだ飲んでいないんじゃないかなぁと思うんですが。
商品名でいうところのベネット、ボナロン、アクトネルなどなど。
一般名だとリセドロン酸とかアレンドロン酸とかそういうやつね。
骨っていうのは作って壊してっていうのを常に行っているんですが、この骨の作るサイクルで
壊す側の方のバランスが強くなってしまうと骨がもろくなっていきます。
それを補正してやって壊れにくくするというものですね。
今回は作用的な話ではなく飲み方のお話。
この薬は飲み方が特殊でして
・服薬後30分は横になってはならない
・服薬後30分は水以外取ってはならない。食事とかだめよ。
・朝一に十分な量の水(180ml)で飲む

この二つがあります。
なんで?といいますと、この薬ってのは物をくっつける作用が強いため?
この薬、テスト段階で食道に張り付いてその部分がただれたり、穴があいたりしたというのがありまして。
飲んでから横になったりすると胃まで落ちずにそういうことが発生するため。
確実に胃まで落とすために寝ない、水で流し込むっていうのが必要なんですね。
で、食道にくっつくのもあるんですが、食べ物にもくっついてしまうため水以外はNG。
これに関しては効能が落ちるっていう意味ですね。
副作用を防ぐ、効能を確保するという理由でこういう飲み方をするという話なのです。
実際の服薬指導だと理由まではやらないかもしれませんね。
と、こういった面倒な飲み方が必要な薬なので、毎日やるのはかなり苦痛。
それを防ぐために週1だけでいい薬や月1でいい薬ってのがどんどん出てきてます。
とはいえ、まだ週1が今主流かなぁ?
飲み忘れたら翌日でいいので飲んでくださいね。
この系統で最初にでたのがダイドロネルってやつで、錠剤はでかいは毎日飲まなきゃならんわ、おまけにくそ高いというものでした。
当然服用条件も同じで、飲むのが苦痛で続かなかったってのもありました。
今となっては昔の話ですね。こういう創意工夫ってのは大事です。
ということで今週はここまで