2021年4月13日火曜日

ワクチン接種状況と副作用の検証


ワクチン接種状況について。
4/5現在428万人分(856万回分)ファイザー製のものをで輸入済で今年中に7200万人分を提供してもらえることになっている。
4月に613万人、5月に2150万人、6月にも2150万人分を輸入する感じになっている。
その一方でアストラゼネカから6000万人分、モデルナから2500万人分提供してもらえるように話を付けているみたいだけど
全部足すと日本の人口を軽くオーバーするので、日本ってお金持ちよねって感じの印象は受ける。

輸入されているワクチンが428万人なのに、1回接種した人が110万人、2回済んでいる人が49万人って感じなので
物が届く→実際行きわたるまで結構ラグがあるっていうことになる。
5月から本気で輸入されるわけなんだどうまいことやって2か月ぐらいのラグが発生するんじゃないかなぁと思います。

現状
医療従事者にもまだ回ってきてない状態でして、わたくしの所にもようやく予診票が回って来ました。
医療従事者→高齢者や持病のある方→一般っていう流れなんだけど、薬はあってもインフラが整っていないから進んでいないというのが
でかいのかもしれません。
注射するのは医師や看護師なわけで、その人だって普段仕事しているわけで。
薬剤師にもワクチンを注射を使えるようにするための講習会に参加して、実際準備に協力してほしいという話が来てます。
このあたり結構不透明なんですよね。パッと見ると無報酬で働け的な感じなように見えますが。
人材派遣の会社とかに任せた方が良かったのかもしれんねぇ。中抜きしそうだけど。
取りあえず、わたしはうつ場所は決まっているみたいなんだけどどいつやるかという話はきてないです。
結構直前に決まるんじゃないのかなぁ?

それと並行、というか若干遅れて高齢者等への接種なんだけども、こっちに回される数が結構人口を考慮せずに
都道府県でベタと言った感じ。
東京神奈川大阪が51480、それ以外の県がその半分の24740。
鳥取、島根辺りと愛知が同じだったりするので、人口の少ないところの方が先に行きわたるのかもしれませんね。
配布を人口で割るべきだといいう意見は分からんでもないけど、それやってしまうと人口少ないと事の効率がくっそ悪くなるし。


ちなみに世界で一番進んでいるところはイスラエルの模様。
100人中54人が完了してるって驚異的ですね。
完了した人数が一番多いアメリカですらコンプリート率だと20%程度ですし。
日本のコンプリート率が0.33%。いわゆる先進国の中だと群を抜いて低かったりします。
まぁ他の国と比べて深刻な状況ではないからというのもあるんでしょうが、結構のんきに構えているなという印象ですね。

副作用について
とにかく痛いらしい。
添付文書にも書いてあったけど9割ぐらいに疼痛の副作用があると。
筋注なんだから痛くて当然でしょ、と思ってたんだけど他の筋注と比べても頻度が高すぎるって感じの模様、
日本でのデータだと92.4%とあるので「高スギぃ!」と思いますねぇ。
あと倦怠感も3割ぐらいに出るので、少なくともワクチンを打った日ぐらい休みにさせてほしいもんだなぁとは思ったり。
とはいえ、医療関係者って施設ごとに登録でたぶん同じ日に打つ感じで日程調整しているんじゃないかな?
だとしたら「ワクチンうつんで今日はお休みです」みたなことが起きるんでしょうがどうなんだろうね?
日本ってこういうので結構黒いのが多いから、肩痛いけど休みとれずに働くことになりそう。

亡くなられた方について
現状6名亡くなっています
ただし、これについては「コロナウイルスワクチンを接種した人で亡くなった方がいる」であって
今のところ全てワクチンの接種と死亡原因としての因果関係がわからんというものになります。

一応死因をば
くも膜下出血
くも膜下出血(小脳出血も)
脳出血(救急搬送されたときにはまだ生きていて手術、延命処置を希望しなかった)
急性心不全(接種後20日たってからの発症)
風呂での溺死
脳出血

これを見ると脳出血っていうのを疑いたくなるのかなぁと思いますが100万人に接種して4例となると、因果関係を見出す
ってのは結構難しいのかもしれませんね。
いわゆる脳卒中での死者って年間で10万人ぐらいいるわけで
日本の人口を1億2000万人とした場合0.09%ぐらい。
ワクチン投与100万人で4例、確率的には0.0004%、だいたい1月で起きている数字なので12倍しても0.0048%。
比較的健康な人に接種していることも加味すると因果関係ないんでしょ、ってわたしは思うのですが・・・。


今回はデメリットについてをざっくり書いたけどメリットについては前回の記事を読んでね。
発症する確率が95%カットできるというものです。
日本はわりかしわがままが通るので打たないという選択も可能です。
わたしは打ちますが皆さんは良く考えて決めてちょうだいね。



コロナワクチンの種類とか


日本で使われるワクチンについて。

承認済、使用中
ファイザー

承認申請中
アストラゼネカ
モデルナ

種類
ファイザーとモデルナがmRNAワクチン、アストラゼネカがウイルスベクター。

他にも中国の国営企業であるシノファームが不活化ワクチンを出している。
ロシアもスプートニクVというベクターワクチンを作っている。


ワクチンの種類

mRNAワクチン
スパイクタンパクの設計図だけとりこんでそれを正常細胞のリボソームで作って免疫反応を促す。
「こういう形のやつが来たら捕まえろ!」という張り紙を貼るって言う感じというとわかりやすいか?
効果としては発症者が使っていない人と比べて95%減ったというもの。
ファイザーのワクチン難点は-80度ぐらいの超低温で保管しないとならないこと。
日本で超低温冷凍庫を用意したはいいが、タコ足配線で電力が足りんくて温度が維持できず
ワクチンがおしゃかにになった例があり。
設備投資が必要だったり、そもそも僻地まで運べないとかあるデメリットもある。
日本ならばそこまで気にならないかもしれないけど、海外とか採用できない所もある。
モデルナのものはファイザーよりはも保管条件が軽く、通常の冷蔵庫で1月保管可能で-20度で4か月OK
その分コストが一番高いみたいですね。お金持ち専用。


ウイルスベクター
これは説明が難しいが、ウイルスの感染機構を使ってウイルス防御に必要なデータだけを細胞に取り込むと言うもの。
ウイルスの元データってのがあってそれを必要な分だけ切り取って張り付けるという感じ。
mRNAワクチンより前にある技術で、元々は遺伝病の治療で欠損している遺伝子を修復したりすることもできたりする。
mRNAワクチンより扱いが楽で、普通の冷蔵庫(2~8度)ぐらいで管理すればよいのはメリット。
効能は90%程度。mRNAワクチンよりは少し落ちる
実際ヨーロッパで使ってみたら血栓症の副作用がでたとかニュースがでたけども、これは頻度が良く分かっていない。
お上は「発生頻度とか考えたら打った方がメリットがある」っていう話をしているんだけども。
例えばワクチンで10人救えたとして、副作用で1人無くなったとする。
これだと何もしないより9人助かったからアドじゃんっていう風には医薬品だとなかなかならんのよね。
40万人に投与して10人にアナフィラキシーがでて、追跡調査している分が完治しているのに
「副作用ガー」とか言っていたするのがマスコミですからねぇ。
しっかし、これ有意差あるのかな?と思うんですけども。少なくともテストの段階では無かったののよね。


不活化ワクチン
ウイルス自体をホルマリンとか使って感染力を失わせ、それを接種することで免疫を得るもの。
切り取りとかせずに全部使うっていう、古典的な技術の物。
主に中国がこれを作っている模様。
効果が結構文献によってまちまちなんだけど50から75%ぐらい
ワクチンの保管についても通常の冷蔵庫で可能、古典的な技術なので生産も上記の物よりは容易だったりする。
上記の二つ付比べたら性能はそんなに良くないものの、打たないよりは全然いいわけで
中国が割と早いタイミングで終息宣言してるのはこれのお陰なのかもしれない。
ちなみにオリンピックの選手にこのワクチンを提供しようとしているのよね。
このあたり政治とかも絡んでくる案件だと思いますが、今回は触れないでおくとします。



値段
不活化ワクチンの値段いついて資料があんまりなかったけど、たぶん一番安いのだろうなぁと。

アストラゼネカ 2.1ドル
ファイザー 14.28ドル
モデルナ 18ドル

というデータがあった。これはあくまでユーロ圏で使う場合の様です。
ゼネカはイギリスの会社だからユーロ圏だと安いだろうし、mRNA系のワクチンは輸送コストが高くつくから
アメリカで打つのとユーロで打つのでは結構差が出るかもしれない


コストとか考えたらアストラゼネカのが出回るまで待ちたいところかもしれないけど、そんな悠長なこと言ってられないのが
こういう感染症なのでどこで折り合いをつけるかって言うのが難しいところですね。