2022年2月13日日曜日

花粉症の目薬(医療用)の特徴について

そろそろ花粉症の症状が出てきている人も増えてきていると思うので 今回はアレルギー用の目薬について書いてみようと思います。 飲み薬について書こうかなと思ったんですが、こっちのほうは流通が結構やばくて 記事を書いたはいいが薬自体が手に入らないっていうのが結構あったりしてですね・・・。 アレロックとかオノンとかはジェネリックを含めて手に入らないので他の薬にしてよ!ってなってます。 では早速 クロモグリク酸 インタールっていう先発品があったんだけど2年ぐらい前に製造中止に。 ジェネリックのみ存在するっていう薬。 即効性という点ではあまり期待できず、どちらかというと予防用の薬。 先発メーカーが作るのやめる程度には古い薬なんですが、市販薬ではまだ使われる成分。 こだわりがない限り選ばないほうがよい、というか薬局も今は持ってないかもしれん。 ケトチフェン 先発品はザジテン。これは市販品、ジェネリックもあって結構息が長い成分。 即効性もそれなりにあるので使いやすく、比較的安価なのも〇。 ただし、性能がいいのがあとからどんどん出ているのでそのあたりは症状と相談。 効果があればこれでもいいと思います。 市販でも使われる トラニラスト 先発名リザベン、トラメラスというもの。 クロモグリク酸と同じく予防用の目薬なので即効性はそこまでないですが 症状が軽い人が前もって使うとよいっていうタイプの薬です。 またトラメラスはPFっていう特殊容器にすることで防腐剤が入っていないものもあります。 コンタクトレンズの上から使っても大丈夫っていうものがあります。 こいつに関しては上記の目薬にない利点ではあります。 アシタザノラスト 先発名ゼペリン。予防系の目薬なんだけど結構マイナー系の薬。 トラニラストより後からでて、効果は強いみたいんだけど販売力があんまりないのか そこまで動くイメージがない。 防腐剤が特殊でコンタクトに対して多少優しいっていう感じではある。 市販に使われる。 ぺミロラスト 先発名アレギサール、ぺミラストン。これも予防系の目薬 最大のメリットは1日2回でよいというもの。 コンタクト使う人に対してははめる前、あとに使えばよいっていう説明できるのは〇。 結構高かったんだけど今はジェネリックならそれほどでもない。 レボカバスチン 先発はリボスチン。ケトチフェンの改良品とみていい即効性が結構高い薬。 懸濁剤となっておりよく振ってから使用すること。 若干刺激があるとされているが、使っていればそこまで気にならないとのこと。 ただ、後述する薬のほうが効能的には高いので、中途半端で今はあんまり使われない。 オロパタジン 先発はパタノール。飲み薬だと先発名はアレロック。去年ようやくジェネリックが発売されたくすり。 ケトチフェン、レボカバスチンのさらに改良品的な薬。 使用実績、値段などを考慮すると一番バランスが取れているものじゃないかなぁと思ってます。 特に理由がないならばこれを選んでおけ的なやつかな? エピナスチン 先発はアレジオン。これも去年ジェネックがでた薬で、紹介する薬の中で一番新しいもの。 効果が高く、防腐剤が入ってなくてコンタクトの上から使っても問題ないっていう高性能品。 ただしお高い。ジェネリックが出てきたのでそっちならばちょっと安いんだけど メーカーによっては防腐剤問題が解決されていないものもあるので注意すること。 アレジオンLX 有効成分自体はアレジオンと同じなのだけど、製材工夫することによって1日2回で済むようになった。 防腐剤関連もクリアしてるので性能としては一番高いんだけど、お値段もとんでもなく高い。 1本3380いぇん。3割負担でも1000いぇん超えるってのはどうなんすかね? アレルギー関連の目薬はこんなところだけど、この辺で症状が治まらないときはステロイドを使います。 フルオロメトロンが一般的で0.02、0.05、0.1%の3種類あって重症度と医師の好みによって濃度が変わる感じです。 これについては症状がひどい時だけ使う感じで、よくきくからといって漫然と使うのはNGな。 今回はこれぐらいでひとつ。