先週はまさかの飛行機ロスト。コース的には大丈夫と思ったらぎりぎりアウト。
2125に千歳発のがダメで2000発はセーフてのはほんと紙一重だったんでしょうねぇ。
あと昨日はフィールドテストお疲れ様でした。
わたしは福井のに参加しましたが・・・いろいろ課題がある感じでしたね。言いたいことはTwitterに書いたのでここには書きません。
で、今回のおはなし。
麻薬の廃棄の件について。
麻薬の廃棄ってのは大きく分けて二つあります。
・期限が切れたり破損したりしたものを廃棄する場合
・患者が死亡したり、もう必要なくなったものを回収した場合。
後者については患者が亡くなって、正当な理由がないのに家族の人が麻薬を所持したら逮捕されることもあります。
なので、麻薬が出ている患者さんがなくなった場合薬局が回収して廃棄することになります。
在宅で家に入っている場合は回収できるんですが、外来で麻薬出ている場合患者死亡とかわからないのでそのままになっていることもあります。
もしもそういうことがあったら薬局に連絡してくださいね。
前者は薬局の中で発生するのですが、これは何年かに一度あったりします。
きっちり包装単位で使い切るわけでもなし、患者が継続的に来るわけではなし。
普通の薬よりも期限切れというのが発生しやすい薬ではあります。
どちらも廃棄なのですがこれについては扱いが違ってきます。
麻薬っていうのは扱いが厳密であり、出入庫に帳簿をつける必要があります。
後者は出すときに麻薬の帳簿をつけているので、回収してもとくに帳簿をつける必要はありません。
ただし、期限が有効だからといって再利用はできないというルールはあります。
帳簿に載っていないものですが、ものがものだけに勝手に捨てられません。
何月何日に〇〇をいくつ廃棄しました。
廃棄方法は△△です。
廃棄した理由は患者の□□が死亡したため。
こんな感じで。
帳簿外であっても結構面倒な書類を出さないとならないのです。
ある程度まとめて出すこともできるし、自分の所で出してない薬も廃棄できます。
病院からの退院処方を使い切る前にお亡くなりになったとか実際ありますし。
届け出さえすればいいので廃棄はお店でやって構いません。
一方前者
こちらはさらに面倒。
帳簿から減らすということをやらないとならないので、麻薬取締官の目の前で廃棄をしないとならず、帳簿の書くのは
取締官もしくは取締官が見てる中で管理薬剤師が書いて認印をもらうことになっています。
お役所にアポをとって、出頭して目の前で廃棄して、帳簿つかておしまいって感じです。
廃棄の方法なんですが、これは普通の薬とあんまり変わりません。
錠剤だったら潰して水に流す、注射だったらアンプルあけて水に流す。
カプセルなら外して水に溶かして流す、張り薬ならば細かく刻んで燃えるゴミ。
座薬はお湯と洗剤で溶かして流す。
・・・なんですが、中にはどうにも処分に困る剤型の薬もあったりします。
タペンタとオキシコンチンTRがそれ。
ハンマーで叩いても砕けず、粉砕しようとすると刃の方がいかれるし、水につけるとゲル化するとかそういうものがあります。
オキシコンチンに関しては砕いて水に溶かして注射して速攻で気持ち良くするという感じで使っていたらしく。
そういうことができないように剤型変更してTRっていうのができたとのことです。
これの対処法は
・直接焼却する
・ガムテープでぐるぐる巻きにして回収できないようにして燃えるゴミとして捨てる。
ガムテで破棄ってのは本当にいいのかよと思いましたが、実際マニュアルにそう書いてあったりするんですよなぁ。
と、麻薬って捨てるの面倒なので在庫を持ちたくないっていうのは薬局あるあるだったり。
免許代もただではないですし。
なんでこんな記事を書いたって?
今廃棄しているからだよ! 在宅のがん患者さんって最後には麻薬で苦痛を緩和って感じになるので結構こういうのは発生するのです。
といったところで今回はここまで。
また来週もよろしくお願いします。
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