2020年10月11日日曜日

sitrep 天空のさんかく9119

ことの始まりはけっこう前でして
去年の8/9
tsukamaru @gifu Japan:
ちょっとやる気がなかったけと、次の作戦を考えたいとおもう
天空のさんかく(仮)

これかな。

7月に島三角やりとげてしばらくはなにもしたくない状態だったんだけど、こんなのできたらいいなーと思ってました。

山を使った作戦で合計高度ってのはわかりやすい目標であり、やるんだったら3000メートル峰縛りってのは山登り人からみたら魅力的。
とはいえ、プランニングするほど元気はなかったのでそのまま塩漬けに。
具体的な線も引いてませんでした。

で、今年の春からコロナとかで色々自粛ムードに
作戦も建てづらいなーとずっと思ってたんだけども。

乗鞍と御嶽山の間がクリア、御嶽の山頂が緑になったので色々考えることに。

乗鞍→御嶽は通るとしてあと一点どうしようか。
三角の形を考えると南アルプスだよなー。
今年富士山使うとうるさそうだし

それで
・南アルプス
・3000メートル越え
・緑フルデプ


この条件でマップをみたら農鳥岳が見つかりまして、そういや登ってた人いたなーとその人に声をかける

つかまる「農鳥岳のキーってある?」

山登りする人「有るけどどうするの?」

つかまる「乗鞍と御嶽と結んで3000メートルオーバー縛りの三角作りたい」

山を登る人「いいね!全部持っていっていいよ!」

そんな感じでキー確保。
これが8月のおわりぐらいかな?
人員の見積もりをたてると青の強い木曽とか伊那とか駒ヶ根通るけどカッター26いればなんとかなる。
余裕をもって30か?

乗鞍、御嶽登る人はまぁなんとかなるだろ。1つは自分が登ればいいし
権現山と高座岩が難所だけど、そういうのが得意な人も捕まえた。
やっぱり作戦を求めてる人が結構多いのだなーと。


そんで。
当初は人員は適正だと思ってたんだけども、ポータルの減衰率が戻り始めたあたりからクロスリンクが減りはじめまして
人員がオーバーキルになってきてしまったんですね。

途中から作戦ルームでお土産情報とか、現地のグルメ情報とかで参加者のモチベを維持するというのがメインの仕事になったりしました。

2週間前ぐらいになったあたりで大分盤面が悪化しまして、当日仕事がないカッターが続出しはじめました。

オペ「このリンクが切れたので○○さんの仕事がなくなりましたね」

つかまる「失業してしまったか。次の雇用先出ることを祈ろう」


オペ「やりました!雇用が生まれました!」

つかまる「やった!クロスリンクだ!」


オペ「あ、緑リンクが切れて雇用が・・・」

つかまる「はぁ?なにやってんだよ!雇用を奪うなよ!」

つかまる「これは俺が駒ヶ根と伊那でログを出して雇用を捻出したほうが・・!」

オペ「それはやめて!」


そんな感じのゆるーい作戦室でしたわ。

そうこうしてたら台風14号がこっち来るって?
勢力も結構強くて、日程的に直撃では??
中央アルプスに「天候はわれらに機会を与えず」ってポータルがあって、そこがクロスリンクにもなってました。
うーん、こういう状況になった先人がいるんだなぁ。

色々あって作戦日はこの日しかなくて予備日はなし。
台風さん、邪魔しないでもらえますか?

と念じたら空気を呼んで南のほうにいってくれました。
てんきとくらす見てたら風速20メートル越えるからやめとけ!という予報だったときもあったけど
風速2メートル絶好の登山日和です!手のひらがくるくる回るなど。


当日はクロスリンクよりも人員配置のほうが多かったから作戦自体は一瞬でおわり。
天候にも恵まれて自分の担当した乗鞍のエコーライン、10時発のバスが4台出るぐらいの人気っぷり。
さすがに昨日は雨で登れなかっなかたからその反動もあるのかもしれんですね。

登山道も人がいっぱいで、30人ぐらい山頂にいたりしました。
山影のレンジインするところギリギリのところで待機してましたけどもね。

で、1300にGo、3分かからずCF完成
段取りきっちりやればこんなもんだよ!

皆さんお疲れさまでした!

2020年10月5日月曜日

学生時代の生物系実習のはなし

動物を使った実験の記事をTwitterに書いたんだけど、大学でやったやつをちょこっと書いてみますかね?
あ、20年ぐらい前の話だから今とは違うかもしれんけども。

まず鎮痛剤の試験。
①マウスを5匹ずつのグループを4つ用意します。

②そのマウスに鎮痛剤を投与します。
グループによって投薬量が違う感じで。投与しない群もあり。

③そのマウスをアルミホイル敷いたホットプレートに乗せる。

④熱がると足を舐める動作をするのでそれで見て鎮痛剤の効果があるかを見る。

⑤実験に使用したマウスは次の実験を使うとデータのブレが発生するかも知れんので以下略


残酷と思うかい?
こういうのをやることで我々は薬を開発することが出来てるんです。

もっとあれなやつも。

ストリキニーネとその拮抗薬についての試験

ストリキニーネってのは神経の伝達を高めるっていうか、ブレーキをぶっ壊す薬で投与すると全身痙攣起こして死にます。
で、ストリキニーネの効果を防ぐ薬を前もって投与するとどうなるか?という試験する。

防ぐ薬の量を調整して効果があるラインを調べるんですが、中途半端にプロテス掛けると苦しんだ結果死ぬので
かなり後味が悪い実験です。
もちろん生き残ったマウスも以下略なんですけども。


もちろん学生がやる実習なので、既に結論がわかってる実験なのですよね。
にもかかわらず毎年行われるわけでして、薬学部ってのも結構グロいことやらんと卒業できないんだぜってお話でした。

人間のエゴでしかないけど「かわいそう」じゃなくて「ありがとう」っていう考え方した方がいいんじゃないかなぁ?

まぁ、ここ見てる人で高校生なんていないと思うけど、もし薬学目指すとなるとこういうこともあるから覚えといてねってことで。

2020年9月30日水曜日

若返りの薬?

三ヶ月ほどお休みをいただいておりましたがそろそろ再開を希望される方も多くなってきましたので、ぼちぼち再開をば。

今回はメトホルミンってお薬について。

なんか噂では若返り効果があるとかどーとか。

https://twitter.com/repezennti9/status/1310786103218040833?s=19

こじつければワンチャンそういう効果もあるのかなぁ?
やっぱ無理だよなぁ?
そんな感じですね。

これはもともと血糖を下げるくすりでして。

Wikipediaより
メトホルミンが肝臓での糖新生を抑制することなどによって糖尿病に効能をもつことは開発当初から知られていたが、その薬理については複数の作用が考えられている。
以上引用おわり。

下げるっていうか、上げないっていうのが正しいかな?。
下げる薬ではないので低血糖のくすりと比べて急激な低血糖の副作用は出にくいです。
今では糖尿病の第一選択薬としても使われる、比較的安全性の高い薬です。

割りとどうでもいい話だけど、この成分は高齢者でも使えるように適応症をいじったメトグルコ系列といじってないグリコラン系列があります。
メトグルコ系列のほうが上位互換だとは思うんですが未だにグリコラン系列も処方されたり、グリコラン系列のジェネリックもあったりする。

低血糖の副作用は出にくいと書きましたがケトアシドーシスっていう結構ヤバいやつがあったりします。

ざっくり説明すると
この薬は糖新生を阻害すると上に書いてあります。
糖新生ってのはなんもないところから出来るわけではなく、材料が必要なわけでして。
メトホルミン使ってると正規ルートで材料が消費できなくて別ルートに流れて処理される。
その生産物があんまり体によくないもので、あんまり大量にできるとやべぇことになる。
その生産物は分解することは可能だけど処理が追い付かないとやべぇよってはなし。

そんな感じなんです。


高血糖ってのは血管によろしくないので、血管年齢の悪化に繋がります。
それの防止→老化を防ぐ奴→老化の治療
これぐらい好意的に解釈しないとメトホルミンを老化の治療薬としては見ること出来ません。

なので、「老化対策にメトホルミン!」みたく書かれるとそこしか見てない人が飛び付いてくるからヤメレ!という話なんです。

確率は低いけどやべぇ副作用もあるから踊らされないように気を付けてね!

ってことで今回はここまで。
また次回!

2020年6月28日日曜日

アトピーの新薬

今週発売の新薬についてちょっと書いてみましょうか
コレクチム軟膏っていうアトピーの薬なんですが、これはこの系統ではずいぶん久しぶりのもの。
アトピーの治療っていうのはステロイドと保湿を使う事が多いんですが、これって大昔からあるもの。
それからあとにプロトピック軟膏0.1%っていう免疫抑制剤を使った塗り薬が発売されました。
たしかわたしが薬剤師になったことに発売になったとかそんな感じ。大体20年ぐらい前の薬。
それ以来の新薬になるんじゃないかな、これは。
専門用語的なはなしをすると「ヤヌスキナーゼ阻害剤」っていうもので、細胞内のシグナル伝達を阻害する薬なのです。
元々は厄介なガンとかリウマチに対する内服薬として使われているものなんですが、今回はじめて外用薬として作られました。
アトピーっていうのは免疫がある意味過剰に働いて起こるものがでして
何らかの理由で神経伝達物質が作られる(サイトカインという)
それが細胞にくっ付いて次の伝達物質を放出する。中には直接炎症や痒みなどを出す物質を放出することがある。
ざっくり書くならば花粉とかが分かりやすいのかな?
花粉が入る→侵入警報でサイトカインAが放出されサイトカインB発生装置に連絡が行く
→サイトカインBが放出し実際の鼻水とか目の痒みがでる装置に連絡がいく
→鼻水発生装置が起動して実際に症状がおこる。
だいたいこんな感じかな?
実際はもっと手順を踏んだりすることもあるんだけども、分かりやすさ重視して今回は2段階でということで。
で、この伝達の流れのうちA→BとかB→発生装置の流れを止めることができれば症状が出ないというもの。
今回の薬はそういうところを止めることによって作用します。
即効性はステロイドと比べると若干落ちるような気もしますが、ステロイドよりは副作用も少ないんじゃないかなぁということで
結構期待されているお薬だったりします。
分子標的薬っていいうカテゴリーに当たる薬なので効果がピンポイントであることが売りなのです。
分子標的薬っていうと薬価がクソ高い印象があるんですけども、これは1g139.7円と結構安価だったりします。
比較対象のプロトピックが99.9円/gなんで、さすがにそれよりは高いですが
分子標的薬の飲み薬って1錠何千円とするので、それを考えたら良心的な値段かなぁと。
皮膚科ってあんまり変わり映えしないので今回のは結構期待してるみたいです。
アトピーで困っている方は一回聞いてみたらよいかも?

2020年6月21日日曜日

オーソライズドジェネリック

今回は予告通りオーソライズドジェネリックのはなしをば
まずその前にジェネリック医薬品というものから説明します。
第一三共エスファのHPより
ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、 厚生労働省の認可を得て製造販売される、
新薬と同じ有効成分を含む医薬品です。
とのこと。
ちょっと加筆すると
薬も特許っていうものがあって、それが切れるまではその成分の薬は作ることができません。
その特許が切れた後なら同様の薬を作ってもいいんだけど、すでにどういう成分が効くか分かっている分
開発費というのは格段に安く済むし、それは当然製造コストにもかかわってくる。
開発段階であーでもない、こーでもないってやることもないし、失敗作で結局発売できなかったと言う事もないですし。
先発品はこういうコストもペイしないとならんから価格設定も高くなるというのもあるかもしれません。
だけども、これって完成化合物を作ってもいいよというものであって、詳しい作り方(製法特許)については教えてもらえません。
料理とかでも材料だけ同じもの使っても一流料理人と素人では全く別物ができる。そういうもんです。
で、前置きが長くなりましたがオーソライズドジェネリックっていうのは製法特許とかそういうのまで完全コピーしたジェネリック品のことを言います。
メリットは先発品と全く同じものができること。
名前以外は全く同じと言っていいのでわたしとしてはオーソライズドジェネリックがあるもので先発を使う理由っていうのは
「気持ちの問題」以上のものはないと思っているんですが、世の中意外と「なんとなく嫌だ」という理由で先発選ぶ方いるので…
全く同じものですっていう宣伝ができると他社に差をつけることができると思います。

じゃあデメリットはあるのか?という話なんですが
作る側の製薬会社は元会社に製造特許を教えてもらうためにお金を積まないとならないこと。
まぁメリットあるのにただで教えてもらえるわけないよねぇ。
利用者側のデメリットとして、これはちょっとこじつけでもあるんですが
「良くも悪くも先発と一緒である」ということですか。
改良の余地があったりしてもそこをいじることができないのがオーソライズドジェネリックのデメリットなのかも。
こんなところです。
ベターだけど必ずしもベストではないかもしれないっていうのがオーソライズドジェネリックというものです。
こんな感じで今回はここまで

2020年6月16日火曜日

一番お高いおくすり

一番高い薬、っていうのはいくらぐらいするのでしょうか?というのは結構話題に上がります。
2014年に画期的ながんの薬であるオプジーボっていう薬が発売され、それが約73万円。
それがやたら使われてしまって財政がやばいことになって薬価改定じゃないタイミングで半額になっており
2018年の薬価改定で17万えんぐらいまで下がりました。2020年の改定ではそんなに動かずでしたが、これは結構高い薬。
とはいえ、これよりも高い薬っていうのはあったりします。
5/20に収載されたゾルゲンスマっていう薬が167077222円というとんでもない金額の薬です。
1億6000万かかる薬なんですが、幸か不幸か投与は1回のみで適応は
脊髄性筋萎縮症(臨床所見は発現していないが、遺伝子検査に より脊髄性筋萎縮症の発症が予測されるものも含む)
ただし、 抗AAV9抗体が陰性の患者に限る
これはどんな病気かというと詳しくはこちらをみてね
https://www.nanbyou.or.jp/entry/135
ぶっちゃけて言うと筋肉や神経の伝達がうまいこといかなくなって95%は2年生きられない遺伝子疾患というものです。
欠損している遺伝子の場所とかの原因は解っているんですが、今までは治療法が無かったんです。
今回ゾルゲンスマという薬ができたおかげで治療することができるようになったというもの。
詳しい理論的な話をするとすごく難解になって、ぶっちゃけ自分でも説明できないのですけども。
ちょっと特殊なウイルスを使って遺伝子を正常な状態に書き換える薬といえばいいのかな?
ガンダムSEEDのコーディネイター的な感じのものといいますか、近未来的な治療というかそんな感じのものですね。
本当に効果があるのか?っていうのが気になると思いますが、メーカーのデータを見ると
治療していない13.6ヶ月の生存率が25%、20ヶ月、24か月の生存率がそれぞれ8%だったのだけど
治療すると24か月の段階では100%生存しているというはなし。
治療例が12例なのでそこまでデータが無いっちゃないんだけども、脱落が無いっていうのは結構すごい話ですね。
もちろんこれを投与したからと言って通常の人と同様な生活ができるかというとそこまでは万能ではないし、データも足りないです。
とりあえず命を取り留めることができる薬ができたっていうのは大きな進歩ですね、ってことだと思います。
値段については高すぎるとは思うんだけど命に値段ってつけるのはなかなか難しいですからねぇ。

2020年6月7日日曜日

今月発売のジェネリックのおはなし

6月はジェネリック医薬品が結構いっぱい発売されます。
とりあえずジェネリックが発売される薬の先発品のリストを
アボルブ(前立腺肥大による排尿障害)
アマージ(片頭痛)
ウリトス/ステーブラ(過活動膀胱)
ピレスパ(肺繊維症)
ザイザル(アレルギ)
ザルティア(前立腺肥大による排尿障害)
ジャドニュ(輸血による鉄過剰)
シュアポスト(糖尿病)
セレコックス(痛み止め)
ゼチーア(コレステロール、中性脂肪)
ベガモックス(抗菌剤の目薬、手術前などに使う)
ベルケイド((多発性骨髄腫)
メマリー(認知症)
レミニール(認知症)

6月に間に合わないけどその後に発売
エディロール(骨粗鬆症、8月)
ビビアント(骨粗鬆症 9月)
ディレグラ(アレルギー、花粉症 9月)
メマリーのドライシロップ(認知症 7月)
ざっとこんなところ。
使用頻度が高い所をあげると、セレコックス、ゼチーア、ザイザルでしょうかね?
頻度は低くてもザルティア、アボルブ、エディロール、ビビアントあたりは慢性的に飲まないとならないし
メマリーやレミニールも一回飲み始めるとずっと続きかねない薬ではあります。
上記の薬が出ているかたで、ジェネリックに抵抗が無い方はジェネリックをお願いしてみてはどうでしょうかね?
ジェネリク医薬品にはオーソライズドジェネリックっていうものがあります。
これは先発品を作っている会社からライセンス契約を行って、先発品と同じ材料作り方でつくるジェネリック品。
実質完全コピーなので、理解がある方ならこっちに変えた方が絶対いいです。
アボルブ
ザイザル
セレコックス
この3点が完コピ品があるものなので、気になる方は薬局に聞いてみましょう。
薬価ベースだと半額以下になると思いますので。