2020年6月21日日曜日

オーソライズドジェネリック

今回は予告通りオーソライズドジェネリックのはなしをば
まずその前にジェネリック医薬品というものから説明します。
第一三共エスファのHPより
ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、 厚生労働省の認可を得て製造販売される、
新薬と同じ有効成分を含む医薬品です。
とのこと。
ちょっと加筆すると
薬も特許っていうものがあって、それが切れるまではその成分の薬は作ることができません。
その特許が切れた後なら同様の薬を作ってもいいんだけど、すでにどういう成分が効くか分かっている分
開発費というのは格段に安く済むし、それは当然製造コストにもかかわってくる。
開発段階であーでもない、こーでもないってやることもないし、失敗作で結局発売できなかったと言う事もないですし。
先発品はこういうコストもペイしないとならんから価格設定も高くなるというのもあるかもしれません。
だけども、これって完成化合物を作ってもいいよというものであって、詳しい作り方(製法特許)については教えてもらえません。
料理とかでも材料だけ同じもの使っても一流料理人と素人では全く別物ができる。そういうもんです。
で、前置きが長くなりましたがオーソライズドジェネリックっていうのは製法特許とかそういうのまで完全コピーしたジェネリック品のことを言います。
メリットは先発品と全く同じものができること。
名前以外は全く同じと言っていいのでわたしとしてはオーソライズドジェネリックがあるもので先発を使う理由っていうのは
「気持ちの問題」以上のものはないと思っているんですが、世の中意外と「なんとなく嫌だ」という理由で先発選ぶ方いるので…
全く同じものですっていう宣伝ができると他社に差をつけることができると思います。

じゃあデメリットはあるのか?という話なんですが
作る側の製薬会社は元会社に製造特許を教えてもらうためにお金を積まないとならないこと。
まぁメリットあるのにただで教えてもらえるわけないよねぇ。
利用者側のデメリットとして、これはちょっとこじつけでもあるんですが
「良くも悪くも先発と一緒である」ということですか。
改良の余地があったりしてもそこをいじることができないのがオーソライズドジェネリックのデメリットなのかも。
こんなところです。
ベターだけど必ずしもベストではないかもしれないっていうのがオーソライズドジェネリックというものです。
こんな感じで今回はここまで

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