2020年10月5日月曜日

学生時代の生物系実習のはなし

動物を使った実験の記事をTwitterに書いたんだけど、大学でやったやつをちょこっと書いてみますかね?
あ、20年ぐらい前の話だから今とは違うかもしれんけども。

まず鎮痛剤の試験。
①マウスを5匹ずつのグループを4つ用意します。

②そのマウスに鎮痛剤を投与します。
グループによって投薬量が違う感じで。投与しない群もあり。

③そのマウスをアルミホイル敷いたホットプレートに乗せる。

④熱がると足を舐める動作をするのでそれで見て鎮痛剤の効果があるかを見る。

⑤実験に使用したマウスは次の実験を使うとデータのブレが発生するかも知れんので以下略


残酷と思うかい?
こういうのをやることで我々は薬を開発することが出来てるんです。

もっとあれなやつも。

ストリキニーネとその拮抗薬についての試験

ストリキニーネってのは神経の伝達を高めるっていうか、ブレーキをぶっ壊す薬で投与すると全身痙攣起こして死にます。
で、ストリキニーネの効果を防ぐ薬を前もって投与するとどうなるか?という試験する。

防ぐ薬の量を調整して効果があるラインを調べるんですが、中途半端にプロテス掛けると苦しんだ結果死ぬので
かなり後味が悪い実験です。
もちろん生き残ったマウスも以下略なんですけども。


もちろん学生がやる実習なので、既に結論がわかってる実験なのですよね。
にもかかわらず毎年行われるわけでして、薬学部ってのも結構グロいことやらんと卒業できないんだぜってお話でした。

人間のエゴでしかないけど「かわいそう」じゃなくて「ありがとう」っていう考え方した方がいいんじゃないかなぁ?

まぁ、ここ見てる人で高校生なんていないと思うけど、もし薬学目指すとなるとこういうこともあるから覚えといてねってことで。

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