2020年1月6日月曜日

インフルの薬ってどうなの?

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
年明けてから結構インフルさんが来ています。
今回はインフルエンザの治療薬についてだらだら書いてみますか。
インフルエンザの治療薬って何なの?
結構これって一般の人で理解出来ている人っていうのは少数派だと思っています。
使ったからといってもすぐ良くなるもんではないです。
いくつか種類がありますがウイルスの増殖を抑えるものであって、今あるウイルスやその症状を抑えるもんではありません。
タミフルやリレンザは5日間使うんですが、模式的に書くと
バッドステータスの毒を食らったとして、毒のダメージがある程度発生した状態で治療を開始した。
1ターン100食らっていたものがインフル治療薬を投与することで80になり、60になり、40になり、20になり0になる。
タミフル5日間飲んだことによって毒のダメージは発生しなくなったものの、食らっているダメージは回復したわけではない。
ただし人間っていうのは常時リジェネかかっているので毒のダメージが無くなればそのうち治る感じになる。
HPが500リジェネが30/日とする。
2日無防備で食らってからそこから治療を開始したとしましょうか。
HP推移は500→400+30→ここから治療開始する。
2日目430-80+30=380
3日目380-60+30=350
4日目350-40+30=340
5日目340-20+30=350
6日目350-0+30=380
と、薬の飲み終わったタイミングでもダメージは残っているわけで、前と同じ状態で働けるわけではないのです。
タミフル飲み終わったから治ったってわけじゃないのはわかるんじゃないかな?
安静にしなければリジェネの数値はもっと下がるし、安静にして栄養のあるものをとれんばリジェネの数値が上がるのです。
万全の休養をとることで二日目以降のリジェネの量が50まで上がれば

2日目430-80+50=400
3日目400-60+50=390
4日目390-40+50=400
5日目400-20+50=430
6日目430-0+50=480
と、一週間で大体完治って感じになると思います。
薬飲んでいるから治るだろうってことで働いたりしてリジェネが10になったらすっごく長引くことになります。
その間仕事しているかもしれんけど、きっちり休んで治した方が結果効率良くなることもあありますよという話。
あとね、抗インフルエンザ薬は治療に必須ではないです。
もちろんあったほうがいいんだけど、使わないと治らない病気ではないです。
タミフルが無かったころにインフルかかったらバタバタ死人がでたか?といったらそんなにでてないでしょ?
ちょっと治りが早くなるっていう感じです。まぁ、今だと当たり前に使うんだけどもね。
ウイルス自体は薬を使わなくてもいなくなるので、ウイルスのダメージが少ないタイミングで使ってもあんまり効果がないです。
時期を逸した場合は使わないっていうことも良くある話。

・タミフルとか副作用で異常行動があるっていうけどあれってどうなの?
一応毎年小児に投与する場合は家族の人は目を離すなっていう注意書きが毎年来るんだけど、薬によってそれが起きるか?というとちょっと、ね?
そもそもインフルっていう病気の症状でそういうのが出る訳で、その症状が薬を飲んだことによるものなのか、インフルによるものなのかわからんのです。
インフルでタミフルを飲んだ患者が異常行動起こしたっていうのが事実。
タミフルを飲んだから異常行動起こした、っていうのは因果関係は証明できてない。
証明するにはインフルにかかった患者を大量に用意して、タミフルを使った群と使わなかった群で分けて異常行動に有意差があるか統計とらないとならんです。
それをやるっていうのは結構リスクが高いし、それをやって得られるメリットっていうのはそんなでもないでしょうからね。
因果関係はないっていうふうにデータが出たとしても、タミフルを飲んだ自分の子が飛び降りて死んでしまったとしたら
「タミフルに殺された!」って思う親御さんはいると思いますし、何しろコストがとんでもないことになるし。
わたしの意見としては
「飲もうが飲むまいが出る事があるので、症状が楽になる飲む方選んでください」
です
どうしてもいやならば飲まなくてもいいですし。
一番のインフルの対策はかからないっていうこと。
予防接種及び手洗いうがいの励行。体調管理をしっかり行う。それが大事なので今の季節は油断せずにいきましょう。
ではまた来週もよろしくお願いします。

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