2019年10月20日日曜日

血液クレンジングってどうなのよ?

ちまたで流行りの血液クレンジングについて。
最初に私の見解を言わせてもらうならば
「効果がないとは言わんけど、そこまで効果があるとは思えない、金銭的な問題やリスクの方がでかいからやめとけ」
です。
とあるサイトから引用
100ml~150mlの血液を専用ボトルを用いて採取します。
採取した血液に代謝と免疫系を活性化するためにもっとも効果のある量のオゾンを正確に投与します。血液とオゾンが反応すると黒い血液が一瞬で鮮やかな赤に変色します。
そして、オゾンで活性化された血液をボトルから再び体内に戻します。
これだけでも脳と目に酸素がいきわたり、また冷え性の方などはポカポカと温まるのを実感していただけます。
日本国内ではまだあまり知られていませんが、イギリス・ドイツ・イタリア等のヨーロッパ諸国では既に確立された治療法で、アンチエイジング、動脈硬化疾患、関節、筋肉などの運動疾患、そしてがん治療までに応用されています。
血液クレンジング療法(オゾン療法)は、専門病院が存在するほど、スタンダードかつ安全な治療法
だそうです。
血液とオゾンが反応すると黒い血液が一瞬で鮮やかな赤に変色します
これは生物学をちょっとかじったことあればわかる話なんだけども、こんなのはオゾンでなくてもできますし、ガス交換や静脈血と動脈血の違いを知ってればわかります。
一酸化炭素でも真っ赤になるし、時間がたっても黒くなることもなかったりするぞ!
でもそれだと死んじゃうぞ!
酸素がいきわたって冷え症や体が温まるのが実感できるとあるんだけども、これは正しいです。
ただし、血液抜いてオゾンを反応させて戻すっていうことをしなくても酸素カプセル、もっというと空気のきれいなところで深呼吸と差があるかというとどうなのよ?
と思います。
血液って5リットルぐらいあるとして、そのうちの1/50ぐらい抜いてそれをオゾンを入れてそこまであるのか?と思いますがどうなんだろうか?
要は酸素が体すみずみにいきわたらせればよいのだけど、それに対して過激な手段を取っているということかなぁと思っています。
データがないんだろうけど、炭酸泉のぬるい湯に30分入ったのと比べて有意差出るんだろうかね?そんなレベル。
血液抜いて戻すっていうことを考えるとそんな頻繁にできるもんでもないでしょうから、花王の某泡がでる入浴剤みたいな頻度で行えません。
月2回ぐらいやるといいみたいなこと書いてあるんですけどもねぇ。
お値段はこちら。
https://www.kenkoin.jp/prophylaxis/prophylaxis02.html
自由診療なので値段は好きにつけるし、複数回やるとディスカウントもあったりします。
続いてリスクの問題。
きちんとやっているのならば細菌感染というのは発生しないっぽいように見えますね。
専用の容器できっちり滅菌して、きっちり戻すということができるのならば。場末のクリニックだと結構怪しい所もあったりですけども
あと個人的には血栓リスクが気になりますね。
血液っていうものは体の外に出すと固まります。それを防ぐためにヘパリンとかつかうとは思うんだけど、このあたりはノーリスクというわけではないと思います。
サイトカインストームのケアまで考えるべきなのかもだけど、そこまではやらんだろうなぁとは思う。
個人的には
血液クレンジングはハイリスクローリターン
水素水はノーリスクノーリターン
こんな感じかなぁと思っています。
効果がないとは言わんけど、リスクと値段考えたらお勧めできない、そんな感じですかね。
なのでやるな、とは言わんけど一度考えてみてください。ってところで。
他のことをやってダメで、どうしても改善させたくてお金はかかっても良いっていう人ならばありかなぁ?
そんな感じ。
一番大事なのはうのみにせずに考えて決めることだと思いますね。
分からん時は一旦保留にして意見を聞くというのも大事よ

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