ラニチジン回収について。
先月にぐらいから騒がれている案件で対応が決まったようなので記事にしてみます。
ラニチジン(先発名だとザンタック)っていう薬に発がん性がある不純物(ニトロソアミン)が入っているっぽくて回収になりました。
発がん性物質が入っているっていうのも問題なんですが、本当に良くないのは代わりの品がないというもの。
これはどういうことかといいますと、薬ってのは製薬会社何社も薬をだしているんだけども、原料作っている会社っていうのはあんまりないのです。
分かりやすく言うと、食事処はいっぱいあるんだけど、調味料の塩がやばいことになっていると塩が入っているメニューは全部ダメになる。
そんなレベルの状態だったりします。
最初はクラスⅡていうそれほどでもないリスクだったんだけど10/9にクラスⅠっていうマジやばいっていう判断となりました。
具体的に患者に渡っている薬も回収するというレベル。
実際ガンができるかっていうとできないとは思うんですけども、ご時世がご時世だけにね。
誠意のある対応やっとかないと叩かれる種になるからですね。
今回の回収は結構気合が入っていて、発売会社のグラクソスミスクラインが以下の分を負担するというもの
・代替薬剤費
・その代替薬処方のための再診料
・上記処方のために発生した交通費(一律3000いぇん)
ただし、残っているザンタックに対して返品&返金はやっていない。
その切り替え先の薬についてグラクソが持つよ!って感じのものでした。
胃酸を止める薬なのでファモチジンかラフチジン、シメチジンとかなんすかね?変えるとしたら。
いっそのことPPIに変えるべきかもしれんけどもどどうなんだろうか。
とりあえず、いまんところは回収開始したのは先発メーカーのグラクソのみなんだけどジェネリックメーカーってやれるのかしら?
結構とんでもない額になると思うんですけども。
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