2021年4月13日火曜日

コロナワクチンの種類とか


日本で使われるワクチンについて。

承認済、使用中
ファイザー

承認申請中
アストラゼネカ
モデルナ

種類
ファイザーとモデルナがmRNAワクチン、アストラゼネカがウイルスベクター。

他にも中国の国営企業であるシノファームが不活化ワクチンを出している。
ロシアもスプートニクVというベクターワクチンを作っている。


ワクチンの種類

mRNAワクチン
スパイクタンパクの設計図だけとりこんでそれを正常細胞のリボソームで作って免疫反応を促す。
「こういう形のやつが来たら捕まえろ!」という張り紙を貼るって言う感じというとわかりやすいか?
効果としては発症者が使っていない人と比べて95%減ったというもの。
ファイザーのワクチン難点は-80度ぐらいの超低温で保管しないとならないこと。
日本で超低温冷凍庫を用意したはいいが、タコ足配線で電力が足りんくて温度が維持できず
ワクチンがおしゃかにになった例があり。
設備投資が必要だったり、そもそも僻地まで運べないとかあるデメリットもある。
日本ならばそこまで気にならないかもしれないけど、海外とか採用できない所もある。
モデルナのものはファイザーよりはも保管条件が軽く、通常の冷蔵庫で1月保管可能で-20度で4か月OK
その分コストが一番高いみたいですね。お金持ち専用。


ウイルスベクター
これは説明が難しいが、ウイルスの感染機構を使ってウイルス防御に必要なデータだけを細胞に取り込むと言うもの。
ウイルスの元データってのがあってそれを必要な分だけ切り取って張り付けるという感じ。
mRNAワクチンより前にある技術で、元々は遺伝病の治療で欠損している遺伝子を修復したりすることもできたりする。
mRNAワクチンより扱いが楽で、普通の冷蔵庫(2~8度)ぐらいで管理すればよいのはメリット。
効能は90%程度。mRNAワクチンよりは少し落ちる
実際ヨーロッパで使ってみたら血栓症の副作用がでたとかニュースがでたけども、これは頻度が良く分かっていない。
お上は「発生頻度とか考えたら打った方がメリットがある」っていう話をしているんだけども。
例えばワクチンで10人救えたとして、副作用で1人無くなったとする。
これだと何もしないより9人助かったからアドじゃんっていう風には医薬品だとなかなかならんのよね。
40万人に投与して10人にアナフィラキシーがでて、追跡調査している分が完治しているのに
「副作用ガー」とか言っていたするのがマスコミですからねぇ。
しっかし、これ有意差あるのかな?と思うんですけども。少なくともテストの段階では無かったののよね。


不活化ワクチン
ウイルス自体をホルマリンとか使って感染力を失わせ、それを接種することで免疫を得るもの。
切り取りとかせずに全部使うっていう、古典的な技術の物。
主に中国がこれを作っている模様。
効果が結構文献によってまちまちなんだけど50から75%ぐらい
ワクチンの保管についても通常の冷蔵庫で可能、古典的な技術なので生産も上記の物よりは容易だったりする。
上記の二つ付比べたら性能はそんなに良くないものの、打たないよりは全然いいわけで
中国が割と早いタイミングで終息宣言してるのはこれのお陰なのかもしれない。
ちなみにオリンピックの選手にこのワクチンを提供しようとしているのよね。
このあたり政治とかも絡んでくる案件だと思いますが、今回は触れないでおくとします。



値段
不活化ワクチンの値段いついて資料があんまりなかったけど、たぶん一番安いのだろうなぁと。

アストラゼネカ 2.1ドル
ファイザー 14.28ドル
モデルナ 18ドル

というデータがあった。これはあくまでユーロ圏で使う場合の様です。
ゼネカはイギリスの会社だからユーロ圏だと安いだろうし、mRNA系のワクチンは輸送コストが高くつくから
アメリカで打つのとユーロで打つのでは結構差が出るかもしれない


コストとか考えたらアストラゼネカのが出回るまで待ちたいところかもしれないけど、そんな悠長なこと言ってられないのが
こういう感染症なのでどこで折り合いをつけるかって言うのが難しいところですね。

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