2019年5月17日金曜日

近未来の薬?

キムリアっていう白血病の新薬の薬価が発表されました。
効能は
再発又は難治性のCD19陽性のB細胞性急性リンパ芽球性白血病と再発又は難治性のCD19陽性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫
CD19陽性っていうのが何のことだかわからんという人も多いと思いますが、特殊な属性だと思ってください。
RPGのアンデッド属性とかそういうやつ。ジルワン食らうと死ぬとか、ケアルでダメージ、レイズで死んで、デスで全快とか。
特殊な属性があるとそこをついて一転攻勢にでることができることがあるのです。
ただ、この薬ってのは今までの薬とは異なる全く新しい薬なんです。

この薬は出来合いの薬ではなく、患者それぞれに対してオーダーメイドの薬なのです。
おおざっぱにこの薬について説明するとですね
・白血病ってのは免疫細胞系の異常でおきます。ただなったとしても100%いかれる訳ではなく、一部大丈夫なものもあります。
・便宜上白血病ってのがアンデッド属性で放置すると徐々にアンデッド化する病気だとしましょうか
・血液(厳密には違うんだけど便宜上)を採取して、それを分離して特定の細胞を抽出します。
・その特定の細胞にアンデッド特効の属性をつけて培養します。
・患者の免疫系を全部(厳密には全部ってむずかしいので99.999%ぐらい)ぶっ壊します。そのまま放置すれば死んでしまいますが、無菌室とかでケアしてください。
・ここにアンデッド特効ついた細胞を戻します。
・これがうまいこと定着すればアンデッド化はとまり、病気は快方に向かう。
ざっくり書くとこんな感じですかね?
アンデッド特効をつけるとさらっと書いたんだけど、これってのは遺伝子を組み替えるというか組み込む感じになるのです。
自分の細胞に別のもんを組み込むって書くとけっこうやばいのでは?と思う方もいるも?
マイルドな表現ならばガンダムSEEDののコーディネーターみたいなやつだし、仮面ライダーとかデビルマンとかそういうものといっていいかもしれないかも。
さて、ここで問題。これだけ近未来的な治療が行えるようになってきたんですが、この薬っておいくらでしょう?

答え
3349万3407円
・・・正直目を疑う数字ではあるけど、それだけ画期的な薬ということで。
誰でも受けられるわけではなく、25歳以下で既存の治療でダメだったとか結構条件が厳しいと思います。
最初の一回目が行われればニュースになるのではないかなぁと思います。
頻繁に行われれば財政が壊れることもあるとは思いますが、このあたり結構慎重に行われるんじゃないかなぁと思います。
今回は白血病の治療薬でしたけど、ほかにもこういう治療で治る病気ってあると思います。
今後の動きが気になりますね。
というところで今回はここまで。
また来週お願いします。

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