2022年11月17日木曜日
冷え症と対策
急に気温が下がってきて冷え症な人にはつらい季節になってきたかと思います。
今回は冷え対策を食事と薬で行うにはどうしたらよいか?という話をしていこうと思います。
まぁ、先日名古屋の某所の健康相談で話した内容を文章化して残す感じってところで一つ。
食品によって体を温める食べ物、冷やす食べ物っていうのがあります。
状況によっては避けるとか進んで摂るとかしていくとある程度体質改善できるかもしれません。
肉類でも馬肉やカモ肉は冷やす方向に働きます。あまり食べる機会は無いとは思いますが・・・
逆に温める系の肉としては豚肉、牛肉、羊肉など。
鶏肉はどっちかというと冷やす系になるのかな?と思います。
豚肉、牛肉は比較的取りやすいと思うので、迷ったら肉でいいのかもしれませんね。
続いて野菜
冷やす系の野菜は夏に取れたり、みずみずしい系のもの
温める系のは根菜だったり、匂いが強い系の葉物など
具体的には冷やすものはナス、トマト、きゅうり、白菜など
温めるものとしてニンジン、レンコン、カボチャ、ねぎ、にらなど
秋ナスは嫁に食わすなという格言がありますが、これはわりとエビデンスがあるもので
体が冷えることで妊娠しにくい状態になるというものから来たはなしのようですね。
果物も似たような傾向があって、やっぱり水っぽいものは冷やす傾向にあります
冷やすものとしてすいか、メロン、なし、みかん、バナナなど
温めるものとして桃、栗、あんず、ナッツ類、さくらんぼなど
調味料なども塩や白砂糖は冷やす系だったり、香辛料や黒砂糖、酒、酢なんかは温める系だったりします。
飲み物
緑茶、コーヒーは冷やす系のものであり
紅茶やウーロン茶などは温める効果があります。
ざっくりこんなところでですが、発酵食品は全般的に温める系の効果があると思ってもらえればわかりやすいかな?
調味料だと塩よりは味噌、醤油とかのほうがよかったりするし、塩でも塩麴とかのほうがよかったりするとか。
一方冷え症に対する薬
こういうのは漢方薬が得意な領域なんですが、一応西洋薬でもなくはないです。
一番一般的なのはビタミンE。成分名的にはトコフェロール、商品名はユベラ。
血流を改善する効果が期待できます。
あとはヘプロニカートとかもあるんだけど、適応症が結構難しいので保険通すのはなかなか難しいかもしれません。
一般医薬品に入っているものはあったりするけどもね。
漢方
冷える場所によって結構変わってきます。
当帰芍薬散、加味逍遥散、桂枝茯苓丸、真武湯、当帰四逆加呉茱萸生姜湯とかがメインかな?
状況によっては葛根湯なんかも使ったりします。
マニアックな漢方医だとアコニンサン、ブシ末といった生薬系の薬を追加することもあります。
これらはほかに伴う症状とかで使い分けしたりするのですが、この辺りは専門家に聞いてみるとようでしょう。
症状体質によって使い分ける必要があるので注意ね。
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