2019年5月7日火曜日

エパデール1類へ

エパデールっていう薬があります。
EPA(エイコサペントエン酸)という青魚に含まれる油が有効成分で、中性脂肪を下げたりする効果があるものです。
一応市販品も大正製薬から出ていたんですが、要指導医薬品であり、大正製薬の研修を受けて認定バッジ持っていないと売れない商品でした。
あ、わたしは発売当初に研修を受ける羽目になったのでバッジ持っています。
これが4月に要指導医薬品から1類医薬品に規制緩和されました。
薬剤師が売らないとならんけど、普通に売れるような感じになりました。
・・・なんだけど1類に緩和されたのは良いけどずいぶんと面倒な条件を付けてきました。
患者が服用後の血液検査を医療機関で必ず行うことや販売時に用いたセルフチェックシートを2年間保管することを薬局等に義務づけ
求めに応じて製造販売業者に提出するなどを求めた。
とのこと。
・・・くっそ敷居高くないですか?
というかですね、医療機関で血液検査しろというならそもそも医療機関で出してもらえばよいのでは?
もともと医療用医薬品であるので、副作用もあるわけでしかるべき人が管理しないとならんわけです。
でもセルフメディケーションを行うことで公的な医療費を減らしたいから規制緩和したのたと思います。
安全性を担保する、医療費を減らす、これをどっちもやらないとならないというのをクリアしようとしたら
こういう現状にそぐわないチェック体制になってしまってしまってるんじゃないかなぁと思います。
ちなみに市販のエパデールってくっそ高くて今までに数えるほどしか売ったことないです。
医療用だとジェネリックもあったりするのでそういう意味ではトータルの金額は少なくなるような気もしますがどうだろ。
とりあえず今回はこういう医薬品もあって買おうとするとめんどくさいことになるよーっていう紹介記事ってことでひとつ。
また来週もお願いします。

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